【 緊急 】ATLAS アトラスのスノーシュー「スノーラン」を保管する際の注意点

2枚のスノーシューをコンパクトに持ち運べるようにクリップが2個付属しています。
最初に言いますが、長期間に渡って保管する場合、このクリップを使用しないでください!
それはなぜなのか?について説明いたします。
まず、このスノーランの特徴でもあります「SLS」(スプリングローデッドサスペンション)という機構。
シューズを固定するためのビンディングの下にベルトのような物がフレームに巻きつけられており、地面から足が離れるとバネのような働きでスノーシューが靴底に追従し、スムーズに走れるようになっています。

例えば踏み込む前の状態。親指の指先が上方向に向いています。

踏み込んだ時(かかとが地面に着地した時)の状態。親指の指先がスノーシューの先端方向に向いています。

ビンディングを抑えた指を離すと(実際には地面からかかとが離れると)押さえていた部分がベルトのバネのちからで上方向に上がります。
しかし、トップの画像のように昨年1月から12月までクリップをして保管していたところ、ベルト(SLS)のバネの力がなくなってしまいました。
スノーシューを重ねた状態でクリップで固定するため、下のスノーシューは上のスノーシューに押されることで、足で踏み込んだ状態となります。
この踏み込んだ状態で固定されたために、ベルトが伸びきってバネの働きを失ったようです。

写真では上下反対になっていますが、上に置かれたものが保管時には下になっていたもの。なので、ビンディングの角度が下のものに比べてゆるくなっているのがわかります。
下に置かれたもの(保管時には上になっていたもの)はビンディングがしっかりと立っています。実際にはこの画像で見るよりもはっきりとした違いあります。
実際に雪上で走ってみると、ベルトが伸びたスノーシューは雪の中に潜った後のテールの巻き返しが悪く感じられます。
今日、販売元であるモンベルに問い合わせて見ましたが、現品を見ないと判断できないとのこと。
でも、預けてしまうと雪遊びが出来なくなるので、それはもう少し先にしようかなと、、
とにかく、実際に山に行く時なんかにザックに入れたりする場合を除いてはクリップによる固定は避けたほうがいいかと思います。
- 関連記事
-
-
寒い時期のランニングにウインドブレーカーは必要だけど…すぐに暑くなって邪魔なんです(ultraspire QUANTUM 2.0 /ウルトラスパイア クォンタム2.0 改造) 2016/01/13
-
春の陽気に誘われ 宝達山こぶしの路を駆け上がった(っていうか道具直したのでそのテスト編) 2015/03/21
-
【 緊急 】ATLAS アトラスのスノーシュー「スノーラン」を保管する際の注意点 2015/01/08
-
アトラスのスノーシュー「スノーラン」をお使いの方、購入予定の方必見です! 2015/01/06
-
スノートレランに備えてRab ラトックミッドゲイターをアルトラ対応ゲイターに改良 2014/12/23
-